「資金繰りが回らない」と相談を受けるたびに、もどかしく感じることがあります。
決算書はある。試算表もある。税理士もついている。それなのに、経営者本人が「来月、お金が回るのか不安」と眠れない夜を過ごしている。
この差はどこから来るのか。
数字を「読む」のと「使う」のは違う
決算書や試算表は、「過去の結果」を整理した資料です。税理士の主な仕事は、これを正確に作り、税務申告につなげること。これは絶対に必要な仕事ですが、過去を整理する仕事であり、未来の意思決定を支援する仕事ではないのです。
経営者が知りたいのは、過去ではなく未来。
来月、給料は払えるか? 借入の返済日に資金は足りるか? 大型の支払いを来週するか、月末まで待つか?
これらの答えは、3ヶ月先の資金繰り予測を作らないと出ません。そして、それは税理士の仕事ではない。経理担当者の仕事でもない。経営者本人か、**CFO(最高財務責任者)**の仕事です。
大企業にはCFOがいる。中小企業には?
上場企業や大企業には専任のCFOがいて、毎日資金繰りを見ています。一方、年商1〜10億円規模の中小企業には、CFOを雇う余裕はありません。結果、経営者が経理も財務も全部見ることになり、本業に集中できなくなる。
ここに、「現役CFOによる外部支援」というポジションが必要だと感じました。
- 税理士のように「申告の正確さ」が主目的ではなく
- コンサルタントのように「戦略提言だけして去る」のではなく
- 毎日お金を回す実務者として、伴走する
これが Zerocloud のサービスの原点です。
「分からない」を「分かる」に変える
一番大事なのは、経営者が自社の数字を「自分の言葉で語れる」状態にすることだと思っています。
そのために、freeeなどの会計ソフトを徹底活用し、自動化で経理工数を削減し、毎月の資金繰り予測を一緒に作る。作って渡すのではなく一緒に作る。理由は、経営者本人が自分で動かせるようにならないと、月1回のレポートだけでは判断のスピードが上がらないからです。
「資金繰りが見えれば、経営に集中できる」
私自身、企業のCFOとして毎日感じていることです。同じ感覚を、もっと多くの経営者に届けられたら——そう思って、このサービスを始めました。